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2009年2月

コンピュータのキーボードは、トイレの便器よりも不潔 (第二報)

<コンピュータのキーボードは、トイレの便器よりも不潔 (第二報)>

コンピュータのキーボードには、トイレ便座よりもより沢山の病原菌があることが、最近の研究で明らかになりました。
キーボードには、一般に推奨されている限度の数の実に150倍、便座の5倍ものバクテリアがいるそうです。

これは、ロンドンにある消費者団体が今年1月に自分たちの事務所の備品について調べたもので、ロンドン医科大学微生物学者のPeter Wilson博士がBBCのラジオ番組で明らかにしたものです。

それによりますと、調べた33個のコンピューター・キーボードのうち4個からは、細菌数の限度値の150倍、便座の5倍ものバクテリアが検出されたということです。
これらのバクテリアには、食中毒を起こす大腸菌や黄色ブドウ球菌などが含まれていたようです。

キーボードが特に汚い理由として、コンピューターの前で食事をしたりするために栄養分が豊富になっており、室内温度も適当で、バクテリアの生育に良い環境となっているということです。

そして、このような状況を防ぐには、キーボードにホコリや食べ物カスが付着しないようにしておき、また時々アルコール入りのティシュなどでキーボードを拭いたりすることが有効とされています。
トイレの後には石けんでよく手を洗うことは、当然として・・・。

ちなみに、昨年、アリゾナ大学の研究者らも、オフィスのコンピューターのキーボードにはトイレ便座の400倍のバクテリアが生息していることを報告しています。

そして、特に女性のコンピューターが不潔で、他の場所よりも3-4倍も多くバクテリアがいると警告されていました。
さて皆様のコンピューターは如何?

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肥満は、免疫力を弱める。

<肥満は、免疫力を弱める。>

 肥満の人はバクテリア感染などに対する抵抗力が低く、免疫力も弱くなるとの報告がありましたので、お知らせします。

 これはボストン大学歯学部Salomon Amar博士らが、全米科学アカデミー誌 the Proceedings of the National Academy of Sciences(Dec. 2007)に報告したものです。

 この研究者はもともとは歯医者さんのようですが、長年、何故肥満した人が歯肉炎などに感染した後治りにくいのか、を研究していたそうです。

 そして実験的に、肥満したマウスに歯肉炎の原因菌である(ポルフィロモナス・ギンギバリス(Porphyromonas gingivalis)を感染させたところ、人と同じように肥満マウスは正常体重のマウスよりも歯肉炎になりやすいことを見つけました。

 次に、バクテリア感染を防御する白血球細胞を調べたところ、肥満マウスの白血球では免疫に関与するシグナル分子のレベルが低下しており、また抗炎症作用を行う遺伝子の発現も低下していることが明らかになりました。

 何故、肥満が免疫力を低下させるかはまだ明らかにはなっていませんが、免疫に関与するNF-kB蛋白が関係していると考えられるとの事です。
 肥満になるとNF-kB蛋白が調節しているシグナル伝達経路に異常が生じ、感染した細菌に対して適切な免疫応答が発揮できなくなっていると考えられるのだそうです。
 そして肥満の人は、正常体重の人とは異なる抗生物質治療が必要かもしれないとしています。

 ところで肥満の人は、感染症以外にも外傷などが治癒するのに時間がかかることが知られています。
 その理由はさておいて、先ずは運動などで肥満の解消をお勧めします。

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超音波診断は、胎児に悪影響!

<超音波診断は、胎児に悪影響!>

 最近の診断技術の進歩は目覚しく、特に超音波画像検査では、胎児の顔の特徴や頭髪までが見えるようになってきており、ご両親が最も気になる我子の性別も生まれる前にわかるようになりました。

 それをよい事に、米国では1990年代半ばから同検査を医療目的ではなく、妊婦向けの記念撮影ビジネスとして行う業者が横行しているそうです。
 特にこの場合は、医療用よりも強い超音波で立体画像や動画を撮影できる装置が使われており、場合によっては胎児の体温を上昇させたり、生後の言語の発達が遅れたり、或いは男児で左利きが増えたりすると言われています。

 超音波は概して安全ではあるのですが、特に経験の少ないスタッフによって行われた場合には、撮像に長時間かかる可能性があり、そのような危険性が高まる訳です。

 そのため2004年には、米国食品医薬品局FDAは、発生過程にある胎児の超音波画像を単に記念のために撮ることをやめるように警告している程です。

 さて今回、実際にこのような事が起こりうるという研究結果が報告されました。
 これは米国エール大などの研究チームが、米国科学アカデミー紀要(Proceeding of National Academy of Sceince, 2006, August, online ed.)に発表したもので、妊娠したマウスに超音波診断装置を長時間使用したところ、マウス胎児の脳神経細胞の発達に異常が起きたと報告しています。

 そして、より人間に近い霊長類で同装置の影響を詳細に検証する必要があるものの、現時点ではこのような検査をなるべく受けないようにした方がよいと述べられています。

 胎児の時期は、身体の各器官が出来上がる時期です。
 以前起こった、サリドマイド事件をもう一度思い出し、医薬品の使用は勿論の事、過度の超音波検査にも充分注意を払う必要があります。

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証券取引で大儲けできるかは、担当者のテストステロン値で決まる。

<証券取引で大儲けできるかは、担当者のテストステロン値で決まる。>

最近の銀行利子の低いことといったら、お話になりません。とくにお金をたくさん持っている人はやきもきしていると思います。
そのせいで、最近は株などの売買に興味をもつ人が増えており、実際、証券会社の人との付き合いが多くなっているのではないでしょうか?

ところが、証券取引の成績(お金儲け高)は、証券取引所の担当者のホルモン値に依存するという報告がありました。

英国の研究によると、朝男性ホルモンの分泌が多い取引担当者は稼ぎ高も大きいとのことですので、お知らせします。

これは、Judgeビジネススクール及びケンブリッジ大学心理学部で研究をしているJohn Coates氏が、米国科学アカデミー誌the Proceedings of the National Academy of Sciences.(2008, April 22-25, 2008)に報告したものです。

研究では、ウォールストリートのドイツ銀行のロンドン証券取引担当者17名に参加してもらいました。
なお、13名は主にヨーロッパの固定収入を取り扱う人、4名はDax(ドイツ株価指数先物)やEurostox(ヨーロッパ株式)の担当者だそうです。
年齢は18-38歳で、年収は24,000ドル~1,000万ドル以上で、毎回20万ドル~10億ドルの取引を行っている人も含まれています。

これらの人から、8日間連続で1日11時及び4時の2回唾液を採取し、テストステロン値とコーチゾル値を測定しました。
同時に、その日の取引の成績や売買額も同時に調べたのだそうです。

その結果、担当者のテストステロン値が高い場合は収益率も高く、一方コーチゾル値が高い場合には逆に収益率が低く、不確定要素が多くなっていたということです。

以前マイアミMiller医科大学のJulio Licinio博士が、「テストステロン値が高ければ高い程、より積極性が高まる」と報告しており、また運動競技では分泌が多い人程勝率が高いと云われています。
一方、コーチゾルは、ストレスの際や不安な状態に多く分泌されるものです。

これらの結果から、男性ホルモンのテストステロン値が高い証券取引担当者は、より大胆な売買を行うためにその日の稼ぎ高も高く、逆にコーチゾルの分泌が多い担当者はより慎重に取引したためと考えられるそうです。

証券取引を考えられている方は、前もって取引担当者のホルモン分泌量を調べておいた方がよいかもしれません。

その担当者のホルモンレベルが、世界経済に影響を与える可能性もありますしね。

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貴方の冷え症は、ストレスが原因かも。

<貴方の冷え症は、ストレスが原因かも。>

2月に入ってやや寒さも緩んだような気がしますが、皆様は如何でしょうか?

さて、私達、現代人が最も感じる冬の悩みは、冷え症なのだそうです。
その原因としては、運動不足と考える人が多いようですが、実際は心因ストレスとみられることが、学術団体「シトルリン代謝向上研究会」のアンケートから明らかになりました。

これは、東京、大阪在住の20~60代の男女1040人に対し、インターネットを通じて昨年12月に行った調査により明らかになったものです。

それによりますと、冬の悩みは、(1)冷え症(21・0%)、(2)肌の乾燥(19・9%)、(3)首・肩のこり(18・0%)でした。

そして、その悩み感じる時間帯は、一般的には起床時と就寝時が多いのですが、男性では「仕事中」という人が約20・9%も占めていたそうです。

その一方で、男性の80・2%が特に冷え症とは思わないと回答していました。
しかし、このうち31・2%は「朝起きるのがつらい」「肩こりがひどい」など冷え症のチェック項目に3つ以上該当しており、実際は「冷え性予備軍」とみられるそうです。

冷え症の原因としては、(1)運動不足(46・1%)、(2)ストレスが多い(31・7%)、(3)睡眠不足(30・3%)でした。

ところが、冷えを感じる状況を見ると、「仕事が忙しくストレスがたまっているとき」「長時間、同じ姿勢で仕事をしているとき」が多いことが分かりました。
また、「景気の先行きが不安だと感じるとき」という、このところの不況も影響しているようです。

今回の調査結果に対し、大阪大学石蔵准教授は「冷えは血液が滞ることで起こるが、日本人の場合、動脈硬化で血管が硬くなって血流が悪くなる人よりも、自律神経のバランスを崩すことで血管が収縮し、血流が悪くなっている人が多い。冷えはストレス過多のサイン。まずは冷えを自覚することが大切」と述べています。

と云うことですので、日ごろ「寒い」と感じている人は、ストレスが原因の可能性があります。

温かいお茶でも飲んで、リラックスすることが有効かもしれません。
熱燗もよさそう・・・。

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糖尿病になると、がんになるリスクも高まる!

<糖尿病になると、がんになるリスクも高まる!>

 糖尿病は生活習慣病の一つで、食生活が重要なファクターである事はご存知の通りです。
 ところが、糖尿病にかかると、がんになる危険性も高まるという結果が、厚生労働省の研究で明らかになりました。

 お互いあまり関係なさそうな疾病だと思っていたのですが、どちらも高齢化社会の訪れと共にますます深刻な疾病になりますので、取り上げてみました。

 これは、厚生労働省研究班(主任研究者=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)が約10万人を対象に調べた研究から明らかになったもので、糖尿病にかかっていると、がんを発症する危険が2~3割高まるということです。

 研究では、先ず1990年から1994年にかけて、40~69歳の男性約4万7,000人、女性約5万1,000人に対して聴き取り調査しました。

 そして、その後の経過を2003年まで追跡したところ、男性で3,907人、女性では2,555人が何らかのがんにかかっている事が明らかになりました。

 この結果を更に詳しく解析したところ、糖尿病になっていた人ががんも同時に発症するリスクは、糖尿病ではない人ががんを発症するリスクよりも、男性で27%、女性では21%高い事が明らかになったそうです。

 がんの種類別では、男性では肝臓がんで2.24倍、腎臓がんで1.92倍、膵臓がんで1.85倍でした。
 また、女性では、肝臓がんで1.94倍、胃がんで1.61倍だったそうです。

 素人目には、糖尿病とがんは全く関係がなさそうに見えますが、糖尿病になるとインスリンの過剰分泌状態になります。

 この状態なると、細胞の増殖が刺激され、がんが発生者水上対になる事が過去の実験で明らかになっています。

 以上の結果から、糖尿病につながる肥満や運動不足、喫煙といった生活習慣を改めることが、がんの予防にも役立つと考えられるそうです。

 ということは、がんも生活習慣病の一つなのかもしれません。
 先ずは生活習慣を見直す事が、これらの疾病を近づけないようにするには重要のようです。

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大豆の成分が、前立腺がんを抑制する。

<大豆の成分が、前立腺がんを抑制する。>

節分の豆まきにちなんで、大豆のお話です。

高齢化社会の到来に伴って、男性の前立腺がんが世界的な大問題となってきています。

今回、大豆に含まれる成分がほぼ完全に、マウスに移植したヒト前立腺がんの転移を抑制するというニュースがありましたので、お知らせします。

これは、ノースウエスト大学Robert H. LurieがんセンターのRaymond C. Bergan博士らが、米国癌学会誌(Cancer Research, 2008, March 15 issue)に報告したものです。

今までも、疫学調査や観察研究などで、大豆を多く摂る男性は前立腺がんの転移率や死亡率が低い事が報告されていました。

また、大豆に含まれる抗酸化物質であるゲニスチンが、癌を引き起こすチロシンキナーゼなどの細胞内分子の活性を阻害することが知られていました。

更に、ゲニスチンにはがん細胞の接着性を弱めるP38MAPキナーゼの活性を阻害作用があることから、がん細胞の転移や細胞浸潤も抑制しうると考えられていました。

そこでこの研究者らは、マウスに悪性ヒト前立腺がんを移植する実験を利用して、前もってゲニスチンを経口投与しておいた場合の癌転移に対する効果を調べました。

その結果、ゲニスチンを投与しておいた場合に限り、がん細胞が肺転移する頻度を96%低下させることが明らかになりました。
腫瘍のサイズを減少させることはなかったようですが、癌移植部からの肺転移をほぼ完全に抑えたというわけです。

ちなみに、この時のマウス血液中のゲニスチン量は、ヒトが通常の大豆食をとった際の血液濃度とほぼ同じであったことから、人にも適応できると考えられています。

更にマウスの癌組織を解析したところ、がん細胞同士が強く結合しており、細胞吸着性が強まっていることが確認できたそうです。

またゲニスチンを投与されたマウスでは、癌転移に関係した遺伝子の発現レベルが低下していることも明らかになりました。

以上の結果から、ゲニスチンは前立腺癌の転移をほぼ完全に抑制し得ると結論されています。

また、この研究者によると、単に精製したゲニスチンのみを摂るよりも、大豆にはその他にも様々な有用成分が含まれているので、大豆そのものを摂るようにした方がよいのではないかと述べています。

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女性用バイアグラ?

<女性用バイアグラ?>

セックスに対して満足感を得られない女性に、テストステロンを含んだスプレーを吹きかけると満足度が大幅に向上することが、以前報告されました。

バイアグラの女性版として世界中で話題となったものですが、今回、国際内科学会誌Annals of Internal Medicine(2008, April 15 issue)に、その有効性についての論文が出ていますのでお知らせします。

その論文によりますと、テストステロン・スプレーは、確かに更年期女性の性満足度をある程度改善したそうですが、対照に用いたプラセボ偽薬でも同様の効果が見られたことから、その効果はかなり心理的なものであるとされています。

この研究はオーストラリアの6カ所の医学センターで行われたもので、35~46歳の261名の女性について調べたものです。

前もって性欲がないと自己申告した、血清中のテストステロン値の低い女性をランダムに選択し、3種の異なる濃度のテストステロンスプレーを1日1回、16週間投与したそうです。
そして、性交頻度やその満足度などが改善したかどうかを調べました。

その結果、テストステロン投与群は満足度が増加しており、特に中間濃度のテストステロンを投与された女性では最も効果が高いことが分かりました。

ところが、対照としたプラセボ偽薬を投与された人もかなり効果を示しており、統計学的には若干の差しか認められなかったそうです。

その一方で、テストステロン群の81~86%、プラセボ群では70%の人が、何らかの副作用を訴えていることが明らかになりました。
テストステロン群で共通した副作用としては、下腹部のヘアが濃くなったりしていたそうです。

この論文と同じ号に、ブリティシュコロンビア大学のRosemary Bassone氏も、女性の場合テストステロン値と性欲は年齢が高まると共に低下するが、だからといってテストステロン値の低下が性満足度とは関係するとは言えないと述べています。

従って、性満足を高めるためにテストステロン治療を行うことに対しては疑問があり、逆に副作用や安全性に問題が生ずる可能性が強いということですのでので、ご留意を・・・。

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