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2009年6月

ポジティブ思考の人は、乳がんになりにくい。

<ポジティブ思考の人は、乳がんになりにくい。>

ポジティブ思考というのは、人生に対して、積極的な考え方、生き方をしようとするものです。
 楽観的思想と訳する人もいるようですが、ちょっと違うような気もします。
 そのよしあしについては、"現実を見つめない偏った考え方"など、いろいろと議論もあるところです。

 ところが今回、ポジティブ思考を行う女性は、乳癌になるリスクが低いとの報告がありましたので、お知らせします。

 これは、イスラエルBen-Gurion大学のRonit Peled博士らが、医学誌BioMed Central journal(2008, August issue)に報告したものです。

 研究では、255名の乳癌患者について、気持ちの持ち方や生活スタイルについて、聞き取り調査し、367名の健常女性と比較しました。

 すると、日頃ポジティブな思考をしている女性では、乳癌の発生率が1/4に低下していることがわかりました。

 逆に、両親や夫との死別等のトラウマとなる事を1度以上経験した人は、乳癌のリスクが60%以上高くなっていたそうです。

 即ち、人生において悲しみなどのネガティブな経験を沢山した女性は、乳癌のリスクが高くなっているのに対し、ポジティブ思考の人では乳がん発症リスクが抑えられている、と結論されています。

 ただし、乳がんの発生には、遺伝的背景や物理的な環境要因が大きく影響していますので、悲観的な考え方だけが、乳癌のリスク因子とは考えにくいと思います。

 しかし、笑いや積極的な考えを行うと、ストレスを軽減し、健康管理に有益であることが、最近科学的にも証明されつつあります。
 実際、積極的な感慨方をルスと、各種ホルモンなどの内分泌系へ好影響を与えることも明らかになってきました。

 「病は気から」と言われるように、気持ちの持ち方、そしてポジティブ思想が、健康維持に大切と思います。

 皆様も、現実は直視しながら、ポジティブな考え方を保たれますよう。

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コーヒーは、流産のリスクを高める

<コーヒーは、流産のリスクを高める>

 妊婦の女性は、カフェインを避けた方がよいとの警告です。
 FSA(米国食品基準局)は、妊婦の人はカフェイン量を300mg、コーヒーとしては1日4杯以下にするようにとの、カフェイン1日摂取量を推奨しています。

 しかし、カフェインを1日200mg以上摂ると、全く飲まない人に比べて流産の確率が2倍になるとの論文が、米国産婦人科学会誌に報告されました。

 英国では、毎年、妊婦の1/5の25万人の女性が流産を経験しているそうです。
 また、以前からコーヒーに含まれるカフェインと流産のリスクについて、関係があるのではないかといわれていました。

 そこで、カイザー研究所のDe-Kun Li博士らは、妊娠経験のある1063名の女性について、カフェイン摂取等の食生活について調べました。
 なお、この内、妊娠20週目までの期間中に流産が、172件発生していたそうです。

 カフェイン摂取量との関係を調べたところ、全くカフェインを摂らない人の流産の頻度は12%だったのですが、1日200mg以内のカフェインを摂取する人では15%、200mg以上摂る人では25%に上昇していることがわかりました。

 特に妊娠の最初の12週は、胎児の発育に非常に重要な時期で、流産が起こりやすい時期ですので、妊娠初期の12週間にはカフェインを摂らない方がよい、とアドバイスされています。

 コーヒーに含まれるカフェインは、副腎髄質を刺激してカテコールアミンというホルモンの放出を増やします。
 大量のカテコールアミンは子宮から胎盤へ血液を送る血管を収縮させますので、必要な量の酸素が胎児に届かなくなってしまいます。
 また、カフェインが直接胎児や乳幼児に作用すると、頻脈や不整脈が起こります。

 このようなカフェインのリクスはコーヒだけでなく、ココアや緑茶などのカフェインを含む飲料全てに当てはまりますので、ご注意を。

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豆腐や納豆などの大豆製品は、精子数を減少。

<豆腐や納豆などの大豆製品は、精子数を減少。>

 豆腐、納豆、どちらも大好物です。
 ほぼ毎日のように食べています。

 ところが、このような大豆食品を普通に食べているだけで精子の数が半減する、というショッキングな報告がありました。

 この報告に対しては反論もあり、今後更に詳しい研究が必要ですが、とても気になるものでしたのでお知らせします。

 これはハーバード大学健康学部のJorge Chavarro博士が、人類学誌のjournal Human Reproduction(2008, August issue)誌に報告したものです。

 研究では、不妊治療に訪れた99名の男性の食事内容と精液について調べました。

 そして、これらの男性について大豆を食べる量に応じて4群に分けたところ、最も多く大豆を食べている群では、精子の量が低下していることがわかったそうです。

 正常な精子の濃度は1mlあたり8000万~1億2000万個ですが、大豆製品を2日に1回食べる習慣のある男性では、その数が4100万個も少なかったそうです。

 今までの研究でも、イソフラボンが、ヒト女性ホルモンであるエストロゲンと同様の作用を有することがわかっています。

 Chavarro博士によると、大豆製品に含まれるイソフラボンが、精子の形成過程に影響を与えるのではないかと述べています。
 特に、肥満気味で体内に脂肪分の多い男性では、エストロゲンの影響を受けやすいということです。

 一方、この説に反論を唱える学者も多く、ある英国の専門家は、「大豆食を多く食べるアジア地域の男性は、特に不妊などの問題が発生していない」と強く反論しています。

 また、動物実験で大豆成分を大量に与えると妊娠率が低下したという報告がありますが、人間ではそのような影響はみられなかったとする幾つかの研究例も知られています。

 さらに、多くのアジア地区で大豆製品が食べられているにも拘わらず、精子の数は今回の調査した男性よりも多いことがわかっています。

 シェフイールド大学男性病学のAllan Pacey博士によりますと、「大豆が精子の産生に悪影響と与えることは事実かも知れないが、他の生活習慣などの環境因子の影響が更に大きいのではないか」ということです。

 大豆製品はヘルシーフードの代表ですので、この問題については更に慎重に研究を行っていただきたいと願っています。

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スイカにバイアグラ様の作用!

<スイカにバイアグラ様の作用!>

スイカがおいしい季節になりましたね。
最近の研究によると、スイカは単においしいだけでなく、男性の性にも良い影響を与えるという話題です。

スイカには血管に対するバイアグラ様の効果があり、男性機能を高める可能性があると言うことです。

これは、テキサスA&M果実野菜改良センターのBhimu Patil博士が述べたもので、ヒトの代謝を活性化することが分かったそうです。

今までもスイカは健康によいと考えられてきましたが、最近の研究でスイカに含まれる植物栄養素が代謝機能を活性化することが明らかになっています。

実際、スイカには、リコペン、ベーターカロチン及び未だその重要性が明らかにされていないシトルリンなどが多く含まれています。
 
そこでこの研究チームは、スイカの皮に多く含まれているシトルリンに着目しました。
ちなみに、スイカを食べると、そこに含まれるシトルリンがアルギニンに代謝されます。
アルギニンは、心臓や循環器系に作用するアミノ酸で、免疫系を高め、肥満や2型糖尿病の人にも有用と考えられています。
更にアルギニンは、一酸化窒素を高めて血管を拡張する作用があり、狭心症や高血圧、さらにED(勃起不全障害)の治療や予防にも有益と云うわけです。

従って、バイアグラのように臓器特異的ではないかも知れませんが、副作用のない血管拡張剤として特にスイカの有用性が注目されています。

また、スイカの有用性については、オクラホマ州農業研究所によってもよく調べられています。
それによりますと、スイカの92%は水分ですが、残りの8%にはヒトの心疾患、前立腺、皮膚などを保護する抗酸化物質のリコピンが含まれていることがわかりました。
リコピンは、トマトなどに多く含まれているものですが、今回の研究でスイカにも豊富に含まれていることが明らかになったわけです。

ところで、ご存知のようにリコピンは脂溶性成分ですので、体内によく取り込まれるには脂肪分と共に摂ることが重要です。

スイカには副作用はありませんので、今後人間の体力を増進させる果物として、注目を集めそうです。

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妊婦さんがコーヒーを飲んでも安全!

<妊婦さんがコーヒーを飲んでも安全!>

 コーヒー好きの妊婦さんに朗報です。
 以前から、コーヒーなどの含まれているカフェインをたくさん摂ると、未熟児出産のリスクが高まり、子供も低体重児になりやすいといわれていました。

 しかし、最近行われたデンマークの調査によると、適当量のカフェインを摂る限り、出産や子供には特に悪い影響を与えないことが確認されましたので、お知らせします。

 この報告は、オルフス大学の研究者らが、英国医学誌 British Medical Journal (2008, July issue)に報告したものです。

 一般に、妊婦さんは1日300mg以上のカフェインを摂らないようにとされています。
 これはコーヒーに換算すると、1日3カップ、紅茶だと6カップ、コーラ8缶、チョコレートだと8枚に相当する量で、すくに300mg位はオーバーしそうです。

 そこで、この研究者は、妊娠20週以内の1207名の健康な妊婦さんを対象に、コーヒー摂取量と妊娠時の問題発生について調べることにしたそうです。

 研究では、これらの女性の半数に通常のコーヒーを、残りの人にはデカフェコーヒーを飲んでもらい、早産や低体重児のリスクを比較しました。
 なお、分析時には、妊婦さんの年齢、妊娠前の体重、喫煙歴なども考慮して解析したそうです。

 妊娠期間や新生児の体重などを調べたところ、コーヒーを飲んだ人も、デカフェコーヒーと飲んだ人も差が認められない事が明らかになりました。

 カフェインを摂った人では、未熟児出産率は4.2%、妊娠期間の短縮は4.5%でした。

 一方、デカフェ群では、未熟児率は5.2%、低体重は4.7%でした。

 以上の結果から、カフェイン摂取群とデカフェ摂取群には特に差が見られなかった、と結論されています。

 とくに、妊娠後期では、未熟出産及び低体重児の発生率にはカフェインの影響は見られず、適当量のカフェイン摂取する限り、出産時の問題は特に発生しなかったとされています。

 以上の結果から、1日300mg以下のカフェイン(コーヒーカップ3杯)は、例え妊婦さんでも安全な量とされています。

 但し、喫煙の場合には、カフェイン摂取は低体重児の発生率を上げていたということですので、タバコはやはりいけません。ご注意を!

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抗がんサプリメント:レスベラトロールに癌の予防効果。

<抗がんサプリメント:レスベラトロールに癌の予防効果。>

 レスベラトロールは、ブドウの皮や赤ワインに含まれる、ポリフェノールの一種です。
 強い抗酸化作用があるため、酸化ダメージが原因の様々な疾病に有効であると考えられています。

 特に、がんの発生や進行を抑えることが期待されており、抗がんサプリメントの代表でもあります。

 今回、このレスベラトロールが、ほとんどのタイプの乳癌の異型化を抑制し、乳癌の発症の予防に役立つ可能性が報告されました。

 これは、ネブラスカ大学医学センターのEleanor G. Rogan教授が、癌関連医学誌Cancer Prevention Research(2008, July 2008 issue)報告したものです。

 今までの研究で、乳がんの発生には女性ホルモンのエストロジェンが関係しており、DNAダメージを起こすことが原因と考えられています。
 また、レスベラトロールは、この発がんの最初の段階に起こるDNAダメージを抑えることもわかっています。

 そこでこの研究者は、レスベラトロールが乳癌の発生そのものを抑えるのではないかと考え、レスベラトロールの乳癌に対する細胞機能について調べました。

 その結果、レスベラトロールがかなり低い濃度でも、DNAダメージをおさえることがわかりました。
 レスベラトロールは、ワイングラス1杯に9 ~28 micro mol/L含まれているのですが、僅か10 micor mol/Lの濃度でDNAの障害を抑えたそうです。

 さらに、レスベラトールは肝臓での化合物の代謝に関与するCYP1B1遺伝子の発現を抑制し、乳癌のリスクファクターである2,3,7,8-テトラ塩化ジベンゾ-P-ダイオキシンの形成を抑えることも明らかになりました。

 レスベラトロールは、キノン・リダクターゼと呼ばれる酵素の発現を誘発しますが、この酵素が増えたために、このような化合物を無毒化し、エストロジェンの代謝を促すのではないかと考えられています。

 今回の研究は、実験室で行われたものですが、今後ヒトを対象とした研究を行う予定とのことで、その成果が期待されています。

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70歳以上でも、セックスを楽しんでいる。

<70歳以上でも、セックスを楽しんでいる。>

 高齢化社会の訪れと共に、高齢者の性の問題が多く語られるれるようになってきました。
 この報告は性先進国のスェーデンからのものですが、我が国でも参考になるのではないかと思い、取り上げてみました。

 スエーデンの研究者が、1500名の高齢者について、30年にわたって性生活について調べた結果で、英国医学雑誌 British Medical Journal surveyに報告されたものです。

スエーデンのGothenburg大学の研究者が、1971-2年, 1976-7年, 1992-3年及び2000-2001年の時点での70歳代の人に、性生活に関する聞き取り調査を行いました。

その結果、70歳台の男女共に、結婚の有無とは関係なく、年々性交の頻度が高まっていたそうです。

最新の調査では70歳の2/3の68%の男性が性交渉を行っているそうで、以前の52%から大幅に増えていることがわかりました。

また、女性の場合でも38%から56%へと増加し、性生活に満足しているとする割合が増加していたそうです。

そのためか、男性の場合の悩みはEDや早漏で、性交渉が不満足に終わった場合には、男性側に責任があると考えられています。

このことから、高齢者もセックスを謳歌しており、年齢に拘わらず性に関する問題については、医師も積極的に取り組むべきであるとしています。

ちなみに、フインランドでの研究によると、性交をしている高齢男性は、EDの問題が少ないことがわかっています。

これは、フィンランドの55-75歳の989名の男性について調べた結果ですが、それによると週1回以下しか性交しない人では、週1回性交を行う男性よりも、EDのリスクが2倍に増加していたそうです。

70歳はまだまだ現役です。
日本人男性も負けないで、セックスライフを謳歌しましょう。

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コーヒーは不妊の原因

<コーヒーは不妊の原因>

コーヒー好きの女性は多いと思いますが、コーヒーを飲み過ぎると、妊娠などに問題を起こす可能性があることが報告されています。
子供が欲しいのに、コーヒーが原因で出来ないのは残念ですので、取り上げてみました。

これは、オランダ・ラドボンド大学のBea Linsten博士が、バルセロナで開かれた2008年度欧州妊娠・発生学会議にて報告したものです。

 研究は、1985年―1995年の間に、オランダ国内で体外妊娠治療を受けた女性9000人を対象にして、妊娠に関係ありそうな生活習慣などを聞き取り調査しました。

 その結果、1日4杯以上コーヒーを飲む人では、妊娠する率が26%低下することが明らかになりました。
 さらに、1日20杯以上もコーヒーを飲む女性では、妊娠頻度は大幅に低下していたそうです。

 コーヒーに含まれるカフェインは、副腎髄質を刺激してカテコールアミンというホルモンの放出を増やします。
 大量のカテコールアミンは子宮から胎盤へ血液を送る血管を収縮させますので、必要な量の酸素が胎児に届かなくなってしまいます。
また、カフェインが直接胎児や乳幼児に作用すると、頻脈や不整脈が起こります。
 妊娠中のカフェインの1日摂取量が300mg程度なら特に問題はなさそうですが800mg以上になると、流産や死産、胎児の発育遅延、そして乳幼児突然死症候群の発生率が3~4倍も多くなります。

 従って、妊娠を希望する人はあまり多くのコーヒーは止めて、カフェイン量としては1日300mg以下にするのがよさそうです。

 また、週3回以上飲酒する人では、コーヒー摂取過剰の人と同様の不妊のリスクがあることが確認されました。
 さらに、1日1箱以上タバコを吸う人や肥満の人では、大幅な妊娠率の低下が見られました。

 そして、体外受精治療を3回受けた36歳の女性の場合、喫煙、飲酒、コーヒー、肥満の条件が重なっているは、自然妊娠する頻度は5%以下にまで低下すると、述べられています。

 一方、このような人が、体重を減らして禁煙し、カフェインやアルコールを飲み過ぎない様にすると、妊娠の可能性は15%まで回復するということです。

 以上のように、妊娠するためには、健康な生活習慣を保つことが重要であるとされていますが、その一方で、この研究はあくまでも体外受精を希望している女性についての結果であって、全ての女性に当てはまるかどうかは不明、とする専門家もいるようです。

 しかし、だからといって、その様なリスクを犯す必要はありませんので、妊娠を希望される方は是非とも生活習慣の見直しを・・・。

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